黄金のスコップ 小説紹介

日々発掘する小説をメインに紹介してます。

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「闇姫無双」 恋姫 評価B-

気付けば地平線の彼方まで続く平原。その事実に足が縺れてへたり込む。
彼女の名は御影。病に冒されどこか達観した妖しい魅力を纏うただの少女。
そんな彼女は天の御遣い。無力感に苛まれつつも劉備の代わりの旗印に。
これはそんな薄幸の威光に照らされて色濃く栄える人物達の物語。

天の遣いは死を求めている。死という狂気に魅せられた村人は恐怖を捨てた。
長年の病に投薬。白い肌に止まぬ発熱と濁った目での懸命さはどこか異様。
そんな自身とは比ぶべくもない関羽の姿に自らの目を抉りたくなるのも必然。
このめっちゃネガティブ御遣いさんのダークな語りがなかなかツボ。

そうして彼女達は除々に狂った歩幅を揃えて義勇軍として名を馳せます。
持病を抑える薬も限りある中での緊張の連続。発作や発熱は日常茶飯事。
彼女の歪んだ威光に影響されてか関羽に孔明と濁った泥を吐き出し。
妄信的で流される描写の多い関羽。ここでは独占欲と加害の歪んだ愛を発揮。

そして面白いのが孔明。彼女はあまりに天才すぎたが故の仮面を被った嘘つき。
そこへ天の御遣いという面白い嘘つきを発見。思わず仲間意識が芽生えくふふ。
すぐにでも死んじゃうのは許さないんだから。絶対死なせてなんかあげない。
こうして軍師?なにそれ美味しいの?と真っ黒侍女が誕生。まてこれは孔明の罠だ。

闇とは病み。みんな歪んで楽しそうな物語。語られる内面にゾクゾクするね!
URL:http://ncode.syosetu.com/n4548p/

「悪人無双~高順伝~」 恋姫 評価C+

所詮この世は弱肉強食。勝てば官軍全ては白に。
主人公は背中に悪一文字を掲げる冷血非道な汚れ役。
夏候惇や呂布に並ぶ武を持ちながら主の善性のため悪役に。
これは見返りを求めずただ弱肉強食の理に身を委ねた男の物語。

始まりは幸福だった。そんな生活に賊が訪れるという乱世ではよくある話。
彼は剣を手に取り戦うも多勢に無勢。捕縛され賊の頭領に気に入られます。
そこで説かれる悪。むざむざと見せつけられた確固たる弱肉強食の理。
こうして除々に狂いだす彼。賊の名は黒、娘の名は……詠こと賈詡文和。

そうして黒の元で力を付け数年。黄布の乱を堺に董卓軍へと交渉し仕えます。
悪を持って善を為す。その進んで汚れ役を望む存在は必要不可欠であり希少。
当初はその武人にあるまじき非情さに警戒されるも次第に認められる展開。
この嫌われから一転明かされる真実により心配されるのは分かっていてもニヤニヤ。

そうして迎えた反董卓連合。これは名誉ある戦ではなくただの戦争。
黒色火薬を用いての地雷や武を貶めて誘い出すなど卑怯と呻くしかない見事な手腕。
主の清廉潔白に縛られる連合軍ではこの戦争に為す術もなく瓦解する末路。
こうして着々と自身の悪名を高めた彼。さぞ罪を被せるいい人柱となるでしょう。

実は注目すべきはその悪役ぶりではなくヒロインである賈詡や張勲の愛情。
好きだなんだの上辺とは違った深いドロドロ感。ヤンデレ可愛いよヤンデレ。
URL:http://ncode.syosetu.com/n7583o/

「真・恋姫無双 ~ある戦場医のお話~」 恋姫 評価C-

主人公は戦場を練り歩く医者。怪我人病人に敵味方無し。
そんな彼は目覚めれば周囲は一面荒野。ツンと鼻につく鉄の匂い。
幸いな事に商売道具は無事。なら戦場という仕事場でする事は一つ。
これはその腕を遺憾なく振るい筍彧や曹操に注目されていく物語。

早速阿鼻叫喚に釣られて覗いたテントの中身は地獄絵図。芋虫の群れ。
その惨状に檄を飛ばす彼。戦場ではできることは自分で見つけるしか無し。
やれ湯をわかせ、やれ患者の具合を見て運べと的確な指示で次々治療。
この時代ではまだ縫合技術など未知の技。振るう腕前に思わず感嘆の息。

ちなみに皆黄色い布尽くしの疑問からここが三国志の世界と判明します。
でもやっぱりする事は変わらない。次に遭遇したのは賊に襲わそうな筍彧。
この猫耳はどうやら蜂に刺されてショック状態。思わず懸命になって治療。
その必死さに感化され彼女の男嫌いはなりを潜めて猫飼い慣らし。

さらに冒頭で治療した黄布の砦には新たな来訪者の姿。かの曹猛徳です。
そこで曹操が眼にするのは完璧ともいえる治療の跡。ムクムクと人材欲が露見。
150人近い患者をたった一人で治療しきった謎の医者に浮かべる妖しい笑み。
後々に曹陣営に入った筍彧は主人公との関わりから抵抗するも全てを吐かされ。

現在は洛陽に訪れた主人公。そこで眼にする戦場より残酷な姿に辟易。
URL:http://ncode.syosetu.com/n6486t/

「真・恋姫†無双 ~王平伝~」 恋姫 評価C

かって不敗の将と呼ばれた男がいた。最も守りたい者を代償に。
主人公はそんな暗い過去を背負った存在。経験から次こそは守ると決意。
戦乱を生き抜いた記憶を持つ彼はこのどこかおかしい恋姫世界へ参戦します。
その実力に裏打ちされた余裕と飄々とした態度で乱世をいなしていく物語。

さて嫌な夢を思い出して気分転換しようとした彼。そこへ届く賊の襲撃。
とりあえず洛陽からの警備が来るまで持ちこたえる事に手腕を発揮。
守りを是とした彼は複数ある街への橋を一つだけ残して賊の侵入を制御。
自警団でも可能な最小で最大の効果を持つ策であっさり賊を撃退します。

そんな彼の実力に眼をつけたのが賈文和。董卓のためなら何でもする軍師。
当然優秀そうな主人公は否応なしに連行されあれよあれよと将の一人に抜擢。
突如始まる華雄との模擬戦では勝つよりも負けないという主義を貫き封殺。
その一見平凡な見た目に騙されて痛い眼を見るというのが専らの通例。

そうして信頼を得つつ迎えた反董卓連合戦。結果は試合に負けて勝負に勝ち。
皆を逃がす盾となり張遼の代わりに曹操の縛へ。始まる女尊男卑の弄られ生活。
いずれ自身の主である董卓の元へ戻る機会を狙いつつ客将として振る舞います。
そんな彼の底の見えない態度に曹操は愉快な笑み。必ず屈服させると豪語。

現在はそんな曹操陣営で温厚な常識人として振る舞う日々。被る仮面に異常なし。
本来は登場しない夏候惇に並ぶ徐晃姉御の尻に敷かれそうだったりと気苦労絶えず。
こっそりと関羽で毒を忍ばせたりと油断無し。何時真の実力が発揮されるか期待です。
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「こっち向いてよ!猫耳軍師様!」 恋姫 評価B-

珍しくも野盗から少女を守った一刀。蓋を開ければなんと猫耳軍師様。
丁度袁紹に見切りを付けて実家へ帰るところでの出会い。初めてが荀彧。
そこで天の御遣いという利益に目を付けた彼女は一刀を実家に保護します。
こうして助けられ一目惚れした一刀が険しいツン山に上り詰めていく物語。

いきなり変な事をのたまう一刀の印象は狂人。それが変化したのは知識から。
自身の名を言い当てたかと思えば曹操への仕官を見破り。とたん背筋に走る怖気。
この知識という禁断の果実は途轍もない薬にも毒になる。それは我が主曹操とて。
当然賢い彼女がこんな危険な代物を放って置けるはずもなく実家へ連行します。

そこで彼女は一刀に衣食住を保証する代わりに未来から来た事実を口封じ。
これにより後々一刀は天の御遣いではなく只の一般兵として魏へ仕えます。
もちろん惚れた一刀は曹操へ仕えた彼女を追って来たという健気な展開。
ツンツンな態度にも何度も手紙を送り次第に男嫌いな彼女の多くを占める間柄に。

そうして最初はツンな彼女がデレていくというツボ。王道とはやはり強い。
恥ずかしげもなく好意を押しつけ気になる頃には引いているという焦らし技。
この押して駄目なら引いてみよで荀彧が嫉妬してやきもきする様にニヤニヤ。
魏でもかの男嫌いな荀彧の相手とは?と曹操らに興味と共に弄られる日々。

素直になれないお年頃。悔しさともどかしさににボロボロ零れ落ちる涙。
その胸の締め付けにご馳走様。こ、これもみんなあんたのせいじゃない!
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