黄金のスコップ 小説紹介

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「石見の書き綴る日記」 東方 評価B-

主人公は石の妖怪。数千年という年月を経て妖怪へと成った岩。
そんな彼女は昼間は辺りを眺めて夜はのそっと辺りを練り歩き。
おまけに石の上にも三年を地でいくおっとりポヤポヤ癒しの美人。
これはそんな石の妖怪があっちへゴロゴロこっちへゴロゴロ転がる日記の物語。

今日も月光を浴びて輝く日々。しかしさすがに退屈なので日記を記す。
丁度付近では吸血鬼が異変を起こしたり巫女が暴れたりと暇潰しには事欠かず。
なにやらスペルカードという遊びも判明したりと彼女の重い腰も上がりそう。
合間に冬だというのに珍しく隙間が開けばお喋りしたいと一体何を考えてるやら。

そうして観察日記は日々順調に書き溜まり。異変や出会いにひっきりなし。
幻想郷随所での彼女の主観で綴られる出来事は中々に興味深いものであり。
路傍の石と侮る無かれ。しっかり大妖怪の彼女は見所を用意してくれます。
一見石のようにお固い文章からのイメージを打ち砕く天然さが徐々に判明。

挿話ではこの語り手の彼女の実体が藍や文などの視点により明確に。
石の上にも三年とあるだけに誰の上にも立たない石の彼女は温厚にすぎる。
気のながーい彼女は近頃ようやく浮遊術を思い出したりと随分とマイペース。
木の洞に頭からはまったり妖忌と戦った過去があったりと石なのに雲を掴む様。

偉い。偉いし凄い大妖怪だけど弄られ役。どこか可愛らしさを残した物語。
その滑らかでまったりとした切り口は和むには十分。首を長くして読むべし。












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