黄金のスコップ 小説紹介

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「骨の王の物語」 オリジナル 評価B-

主人公は骨、スケルトン。冷めた研究者気質の犯罪者。
彼は収電特措法という判決を受け、魂をネット世界に売却されます。
こういった犯罪者の魂はネトゲの敵モンスターとなりリアルな行動で評判。
非合法にも実験体となった彼。体は骨によるモンスターとしての第二の人生。

そうして開始されるネトゲ世界。姿はモンスターなおかげで早々に粉砕。
しかしそこは不死系故かバラバラになってもパーツを集めれば再生します。
とりあえずプレイヤーは敵。自分を治してくれた骨達と同じように散らばる骨を。
組み上げる内いつの間にか12体の骨が自身の配下のポジションに。

不死であるかわりに成長しない自身の種族について彼は考えます。その対策も。
常識に囚われてはいけない。骨という利点を突いて様々にパーツを構築。
下半身が馬型のケンタウロスや腕が4本の阿修羅型など発想は無限。
さらには液体金属のような肉を溶かすスライムを体に纏ってターミネーター状態に。

この研究者気質からくる発想と統制による強化が面白く感じさせる見所。
配下の骨達も喋りはしないものの除々に個性がでたりと着々と軍隊として成長。
そしてこのネトゲ世界のあり方まで見抜いていた彼。望むのは終わりのない体に死を。
普通では絶対に死ねない故の終わり方、それはネトゲを運営するシステムへの反抗。

一見すれば人外憑依の成り上がり。でもその実とても練り込まれた設定と内面。
モンスターとしての楽しみ方を見せながらふと考えさせられる物語。
死というテーマを描きシステムへの反抗という斜め上を実現したコツコツさに脱帽!
終始淡々かつ斬新。骨折り損にはさせない読了感をあなたに。












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